交通事故案件についてのトータルサポート体制
交通事故案件の「トータルサポート」とは
交通事故は発生から解決まで、以下の図のような多くの段階を経て長い期間を要します。そして、多くの方々にとって交通事故の被害に遭うということは初めての経験であり、何が適切なのか分からないまま、「これでいいのか」という手探りの状態と不安を抱えたまま物事が進む、ということが少なくありません。
しかし、従来の法律事務所は、交通事故から治療終了までは相談に応じず、治療が終了して後遺障害等級認定の結果が出た後に初めて相談を受け付ける、というところが少なくありません。
しかし、弊所では、交通事故の被害者の心情や実情を考慮し、赤枠のすべてのプロセス、つまり、事故直後から賠償の獲得までのすべての段階において、相談を受け付けるとともに、交渉について代理を行うなど、手厚い「トータルサポート」を行います。具体的には以下のとおりです。
事故直後から治療初期段階でのサポート
多くの方々にとって交通事故の被害に遭うということは初めての経験であり、事故後最初の治療を受けた直後から、いろいろと決定しなければならないことが生じますが、「分からないことだらけ」と感じる方が少なくありません。また、保険会社から頻繁に来る連絡に対し、どう答えてよいか都度悩み苦しむ方々は少なくありません。
そこで弊所は、治療中のできるだけ早い時期から、また事故直後であっても、被害者の方々のご相談に応じ、不安の軽減と誤りのない初期対応のため、以下のようなサポートを行っています。
● 加害者側保険会社からの頻繁な電話への対応のアドバイス・代理人としての直接対応
● 必要な検査や書類についてのアドバイス
● 実況見分に関するアドバイス
治療終了までのサポート
交通事故の治療中も、判断に悩むことや分からないことは尽きません。
こうした交通事故被害者の方の心情に配慮し、治療終了まで、以下のようなサポートを行います。
● 保険会社側から治療打切を通告された場合の対応
● 転院や他科受診に関するアドバイス
● 接骨院、マッサージ、カイロプラティックなどへの受診についてのアドバイス
後遺障害等級認定のためのサポート
適切な後遺障害診断書作成を支援
治療終了時、不幸にして怪我が完治せず、後遺障害が残存してしまうことがあります。この場合、認定されるべき後遺障害等級がきちんと認定されることは重要です。
この点、後遺障害診断書の内容は後遺障害認定ではきわめて重要な位置づけを占めますが、医師の中には、診療や治療には熱意を持って取り組んでも、治癒に直接寄与しない、後遺障害診断書の作成や後遺障害診断に必要な検査については、関心が乏しいという方もおられます。
また、後遺障害診断書における記載も医師によって様々であり、本来記載されてしかるべき検査結果や自覚症状が後遺障害診断書に省かれてしまったゆえに、本来は受けることができた後遺障害認定が受けにくくなるということもありえます。
そこで弊所では、症状固定前の治療中からもご相談を受け、適切な後遺障害等級認定が受けられるようなノウハウを提供しています。また、依頼を受けた場合は、可能かつ適切な場合は、主治医と面談し、必要な検査の実行状況を確認したり、必要十分な事項が後遺障害診断書に記載されるよう要請を行うなどの活動をしています。
後遺障害等級認定に対する異議申立
症状固定後になされる後遺障害等級認定において、不本意な結果になることもあります。
この場合、すぐにあきらめる必要はなく、「異議申立」を検討することができ、弊所はこの異議申立についても全面的にサポートします。
具体的には、まず担当医との面談、後遺障害診断書の再作成・追加作成の依頼、医師の意見書の取得、生活状況などを説明した書面の作成、その他異議申立が認められ得る証拠資料となるものを収集します。さらに、裁判例を精査しこれを添付資料としたり、弁護士自身の意見書を作成して添付する場合もあります。
後遺障害異議申立の詳細は、「後遺障害等級認定の留意点」をご覧ください。
示談交渉から賠償金獲得までのサポート
治療が終了し、後遺障害認定手続も完了すると、示談交渉を進めることとなります。
この点、保険会社が提示する示談提示額は、裁判例によって形成されてきた法律上正当に認められるべき賠償額に比べて低額であることが多いのが実情ですが、あれこれと理屈をつけて被害者側の同意を取ろうとします。
この点、弊所では、交通事故事件に関する専門性、豊富な経験とノウハウに裏打ちされた、明確な方針と理論的・実務的根拠に基づき交渉を行い、適切な賠償が得られるように尽力します。
