英文契約一般条項 Arbitration(仲裁)

 
英文契約解説の目次に戻る

Arbitration(仲裁条項)の一般例

 英文契約の一般条項に頻繁に含まれるものに、Arbitration(仲裁条項)があります。典型例としては以下のようなものです(日本商事仲裁協会のウェブサイトから引用)。

All disputes, controversies or differences which may arise between the parties hereto, out of or in relation to or in connection with this Agreement shall be finally settled by arbitration in (name of city), in accordance with the Commercial Arbitration Rules of The Japan Commercial Arbitration Association.

 この契約からまたはこの契約に関連して、当事者の間に生ずることがあるすべての紛争、論争または意見の相違は、一般社団法人日本商事仲裁協会の商事仲裁規則に従って、(都市名)において仲裁により最終的に解決されるものとする。

仲裁規定の意味・意図

 この規定は、紛争解決条項の一つ、つまり、紛争発生時の解決方法について定めた規定です。この点、日本国内の企業どうしの契約であれば、紛争解決条項としては、合意管轄裁判所を定めることがほとんどです。

 他方、国際契約においては、仲裁(ちゅうさい)という手続紛争解決条項において選択されることが少なくありません。仲裁とは、当事者の合意(仲裁合意)に基づいて、第三者(仲裁人)の判断(仲裁判断)によって紛争解決を行う手続のことです。

 なお、仲裁手続のメリット・デメリット、仲裁規定作成に当たっての留意点等は、「ポイント解説国際法務~国際商事仲裁」のページをご覧ください。

 


英文契約解説の目次に戻る



契約法務 弁護士費用自動見積のご案内


 弊所の弁護士費用のうち、以下のものについては、オンラインで自動的に費用の目安を知ることができます。どうぞご利用ください。

弁護士費用オンライン自動見積ページに移動する

  • 英文契約・和文契約のチェック・レビュー
  • 英文契約・和文契約の翻訳(和訳、英訳)


法律相談等のご案内


弊所へのご相談・弊所の事務所情報等については以下をご覧ください。



メールマガジンご案内

弊所では、メールマガジン「ビジネスに直結する判例・法律・知的財産情報」を発行し、比較的最近の判例を通じ、ビジネスに直結する法律知識と実務上の指針を提供しております。

学術的で難解な判例の評論は極力避け、分かりやすさと実践性に主眼を置いています。経営者、企業の法務担当者、知財担当者、管理部署の社員が知っておくべき知的財産とビジネスに必要な法律知識を少しずつ吸収することができます。 主な分野として、知的財産(特許、商標、著作権、不正競争防止法等)、会社法、労働法、企業取引、金融法等を取り上げます。メルマガの購読は無料です。ぜひ、以下のフォームからご登録ください。

登録メールアドレス   
<クイズ> 
 これは、コンピュータプログラムがこの入力フォームから機械的に送信することを防ぐための項目です。ご協力をお願いいたします。
 

バックナンバーはこちらからご覧になれます。 https://www.ishioroshi.com/biz/mailmag/topic/

ご注意事項

本ページの内容は、執筆時点で有効な法令に基づいており、執筆後の法改正その他の事情の変化に対応していないことがありますので、くれぐれもご注意ください。

 事務所案内
 弁護士紹介


メールマガジンご案内


メールマガジン登録
「ビジネスに直結する
判例・法律・知的財産情報」


登録メールアドレス  
<クイズ> 

上のクイズは、ロボットによる自動登録を避けるためです。


  契約書・英文契約

Copyright(c) 2015 弁護士法人クラフトマン ITに強い、特許・商標に強い法律事務所(東京・横浜) All Rights Reserved.
メールマガジンご案内
ビジネスに直結する
判例・法律・知的財産情報


購読無料。経営者、企業の法務担当者、知財担当者、管理部署の社員が知っておくべき知的財産とビジネスに必要な法律知識を少しずつ吸収することができます。

バックナンバーはこちらから